ひょんな事から講義で計量経済学用ソフトウェアgretlを利用することになりました。
gretl homepage of gretl, the Gnu Regression, Econometrics
and Time-series Library
無料で使える有名な統計ソフトといえば、Rなのですが、
R: The R Project for Statistical Computing
インストールの手間や、DataFrameの解説など、計量経済分析の本質的ではない部分に多くの時間を解説に割く必要があります。
今回は15コマの講義で、理論的なお話も比較的多くやらなければならなければならなりません。もっと手っ取り早くやれるものはないかと考えた結果、gretlに行き着きました。
ずいぶん前に使ったときから大分進歩していて、
- Limited dependent variable model (logit, probit, tobitなど)
- 時系列モデル(ARIMA, VAR, GARCH, 単位根検定, エラーコレクションモデルなど)
- 操作変数法
- パネルデータ分析
など、博士前期課程での講義でも十分対応できそうです。gretlには教育用ソフトのイメージがあったのですが、これだったら研究にも使えるかもしれません。
ただ、問題もあります。日本語での詳しい解説が書籍・ネットであまり見つかりません。まぁ、それだけ使い方が簡単だということかもしれませんが。。。
使ってみて面白そうだったら、チュートリアルのようなものを作成しようと思います。